サクラ舞う。
また、このときに戻りたい。
あの時は
そう思ってた。
かたんっ―――
「やったー。終わったね!」
「あぁー」
「じゃぁ、これ片付けてくるよ!」
「よろしくー」
がらっ―――
「万佑花ちゃん!」
「あっ、量子ちゃん!」
「掃除終わった?」
「うん!あっ、そいえばいま教室に優作くんいるよ?」
「えっ、マジで?」
「いってきなよー(笑)」
「いっ、いいよー別に><」
量子ちゃんは優作くんが好き。
わたしは板橋くんが好き。
〜帰り道〜
「フンフン〜♪」
「万佑花ちゃん、なんかご機嫌だね」
「だって、今日塾だもん!」
「あっ、そっかー!あの人に会えるもんね(笑)」
「うん!」