サクラ舞う。



「ふぁー」
「万佑花ちゃん?大丈夫?」
「うーん。昨日塾で…」



「板橋ー、お前のこと好きな奴がおるんやけどしっとるー?」
(一くん!!!!!!!)
「マジで?俺そんなこと言われたのはじめて。」
「おぉー、マジで?」
「うんっ!」
「ふーん。…だってよ!」
一くんがわたしの方みて大きい声だすから…
「先生!さようならっ」
…それに反応するかのように
わたしは帰った。






「うぅ…絶対バレちゃったよ…」
「アハハ…大変だったね」
「あっ!それより量子ちゃん!」
「んっ?」
「昨日、優作くんとしゃべれた?」
「なっ、そっ……」
「アハハー。しゃべれたんだ!?」
「うるさいっ///」
ばしっ――
「いったー。量子ちゃんいま、完全に鳩尾だったよ…」
顔を赤くして話す量子ちゃんが本当に可愛かった。






「トスー」
「えっ、ちょっ…」

ばんっ

「ったぁ…」

バレー部。
「アハハっ、万佑花ちゃん大丈夫?(笑)」
「ちょっと恵裡ちゃん!心配してないでしょ?」

中山 恵裡(ナカヤマ エリ)

「まゆちゃんは不死身だから大丈夫!」
「ちょっと、さっちゃん!」

朶野 皐月(シダノ サツキ)

菜々ちゃん
由華ちゃん
恵裡ちゃん
皐月ちゃんとは
部活が同じ。




「アハハ―――」
「あっ、あぶ……」

ばんっ

「…」
「あははっ、万佑花ちゃん!今日大丈夫?!(笑)アハハっ」
「…ちょっと、男子!」
「アハハっ」
「顔に命中したー」





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