サクラ舞う。


どっ、同居!?

「ちょっと待って!同居ってなんですか?!」
「なんで俺らが…!」
「…」
「だって、お母さんたちは?」
「えっ!ちょっ…マジで意味分からんのやけど…」

「てめぇーら…いったん黙れやがれ!」

「えっ……」


見た目は…
めちゃ可愛いマリアさんが…





「いいか!?あんたらは、今日からここで暮らすんだよ!いいからこのマニュアルみて、あんたらで考えなっ!」
「…」
「!あと、この部屋からは逃げられると思うなよ?」

がたんっ―――

「…」
みんな、なにも言えなかった。













「…3人1組のペアを作りましょう…ただし、男子2人、女子1人にすること…」
「なにそれー」

マニュアルの1ページ目には
そう書いてあった。

「ってことは…」
「わたしと万佑花ちゃんは確実に離れるんだ…」
「やだよー」
「つーか、こんなのやらなくても…うっ…」
「…ちょっ、一くん?」
「ゲホッ…」
急に一くんが倒れた。




「…っ」
「あっ、一くん大丈夫?」
「…あぁ。」
「やっぱり…逆らえないのかな…」



みんな
マニュアルをみた。




< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop