妖精なアイツ【完全版】
甘い恋
バレンタインデーの次の日、下駄箱で会った妖精と一緒に教室に入ると、ドアの前で、桃子が待っていた。
桃子は、私と妖精を連れて、人の来ない、資料室前に連れて来られた。
桃子の目は腫れていて、昨日もあの後、泣いてたんだろうか。
桃子は、目線の先が定まらないまま、口を開いた。
「昨日は…ごめん。」
「ううん、私こそ…ごめんね。」
私と桃子が互いに謝る。
妖精は横で、状況が分からないまま立っていた。
「で、何があったんだい?」
妖精は状況を把握するため、桃子に問いかけた。
「ずっと、黙っててごめんね。…私、夏男が好きなの。」
妖精はただ、ポッカリと口を開けて、何も言わなかった。
私は、昨日、チョコを渡してたのを見て、そうだと思ったから、さほど驚かなった。
「昨日、いつものノリで渡したら、義理チョコだと思って、受け取ってくれるんじゃないかって思ってた。」
私と妖精は、ただ頷いて、聞いていた。
桃子は、私と妖精を連れて、人の来ない、資料室前に連れて来られた。
桃子の目は腫れていて、昨日もあの後、泣いてたんだろうか。
桃子は、目線の先が定まらないまま、口を開いた。
「昨日は…ごめん。」
「ううん、私こそ…ごめんね。」
私と桃子が互いに謝る。
妖精は横で、状況が分からないまま立っていた。
「で、何があったんだい?」
妖精は状況を把握するため、桃子に問いかけた。
「ずっと、黙っててごめんね。…私、夏男が好きなの。」
妖精はただ、ポッカリと口を開けて、何も言わなかった。
私は、昨日、チョコを渡してたのを見て、そうだと思ったから、さほど驚かなった。
「昨日、いつものノリで渡したら、義理チョコだと思って、受け取ってくれるんじゃないかって思ってた。」
私と妖精は、ただ頷いて、聞いていた。