妖精なアイツ【完全版】
髪はサラサラの黒髪。
瞳はキラキラと音を立てて輝いている。
シュッと通った鼻筋に、プルプルの唇。
制服のシャツにはこれでもかって位にレースが付いており、学ランは真っ白で、袖と裾には金の刺繍が施してある。
靴は真っ白で先っぽは上を向いて尖がっている。
色素の薄い彼の胸ポケットには、真っ赤な薔薇が刺さっていた。
……なんだアイツ……
私は眉間にシワを寄せた。
だって、あきらかにおかしい!!
例えるなら60~70年代の少女漫画の王子様みたいな感じだ。
「岩松!!お前何分遅刻してると思ってるんだ!!」
ゴリが怒ると彼は髪をかきあげ、こう言った。
「そんなに顔を真っ赤にさせて、トマトにでもなるつもりかい?ティーチャー。あ、あだ名がゴリだから『ゴリーチャー』かな。」
「勝手に変なあだ名つけんな!!」
ゴリはさらに顔を真っ赤にして怒っていた。
彼は反省の色を見せず、彼の相手をするのに疲れたゴリは彼に早く席に着くように言った。
やばい…近付いてる。
…関わりたくない!!
私は素でそう思った。
だけど、さっき気になっていた私の席の隣は空席。その席はやけにゴージャスだった。
……………まさか。
瞳はキラキラと音を立てて輝いている。
シュッと通った鼻筋に、プルプルの唇。
制服のシャツにはこれでもかって位にレースが付いており、学ランは真っ白で、袖と裾には金の刺繍が施してある。
靴は真っ白で先っぽは上を向いて尖がっている。
色素の薄い彼の胸ポケットには、真っ赤な薔薇が刺さっていた。
……なんだアイツ……
私は眉間にシワを寄せた。
だって、あきらかにおかしい!!
例えるなら60~70年代の少女漫画の王子様みたいな感じだ。
「岩松!!お前何分遅刻してると思ってるんだ!!」
ゴリが怒ると彼は髪をかきあげ、こう言った。
「そんなに顔を真っ赤にさせて、トマトにでもなるつもりかい?ティーチャー。あ、あだ名がゴリだから『ゴリーチャー』かな。」
「勝手に変なあだ名つけんな!!」
ゴリはさらに顔を真っ赤にして怒っていた。
彼は反省の色を見せず、彼の相手をするのに疲れたゴリは彼に早く席に着くように言った。
やばい…近付いてる。
…関わりたくない!!
私は素でそう思った。
だけど、さっき気になっていた私の席の隣は空席。その席はやけにゴージャスだった。
……………まさか。