妖精なアイツ【完全版】
second fairy
デート
「もしもし?長谷川?」
校門を出て、長谷川の電話に出る。
校内だと、先生がうるさいから。
「………。」
無言電話?
嫌がらせか?
あの、告白の事…まだ怒ってんのか。
「あの時は、ごめんって…メール送ったのに返してこーへんかったやんか」
「………。」
いい加減、イラッとしてきた。
喋らないなら電話してくんなっつーの!
「…長谷川?いい加減にしないと切るよ?」
そう言うと長谷川はいきなり叫びだした。
「何なんよ、アンタは。」
『…美希の好きなバンドが東京でライブするから教えようと思ったのにー…』
長谷川はシュンとした声を出した。
そのバンドとは、関西出身のインディーズバンドで、関東ではなかなかライブをしないのだ。
「マジで言うてん!?いついつ?どこで??」
自然と声が高くなる。同時にテンションが上がる。
『えっと…』
長谷川って良い奴!!都合の良い私!テンション上がりっぱなしの私は、長谷川にライブの場所を聞き、電話を切った時、ちょうど家に着いた。
「ただーいまー!」
「なんや、テンション高いな」
兄貴はポテトチップスをボリボリと食べながら玄関に来た。
私は靴を脱ぎ終わると兄貴にこう言った。
校門を出て、長谷川の電話に出る。
校内だと、先生がうるさいから。
「………。」
無言電話?
嫌がらせか?
あの、告白の事…まだ怒ってんのか。
「あの時は、ごめんって…メール送ったのに返してこーへんかったやんか」
「………。」
いい加減、イラッとしてきた。
喋らないなら電話してくんなっつーの!
「…長谷川?いい加減にしないと切るよ?」
そう言うと長谷川はいきなり叫びだした。
「何なんよ、アンタは。」
『…美希の好きなバンドが東京でライブするから教えようと思ったのにー…』
長谷川はシュンとした声を出した。
そのバンドとは、関西出身のインディーズバンドで、関東ではなかなかライブをしないのだ。
「マジで言うてん!?いついつ?どこで??」
自然と声が高くなる。同時にテンションが上がる。
『えっと…』
長谷川って良い奴!!都合の良い私!テンション上がりっぱなしの私は、長谷川にライブの場所を聞き、電話を切った時、ちょうど家に着いた。
「ただーいまー!」
「なんや、テンション高いな」
兄貴はポテトチップスをボリボリと食べながら玄関に来た。
私は靴を脱ぎ終わると兄貴にこう言った。