妖精なアイツ【完全版】
次の日、テスト結果が貼り出される。
「中の上って所か…」
記憶に無いわりには、まあまあな結果だった事に安心した。
「………え?」
ふと、一位を見た時、私は目を疑った。
“一位 岩松光太”
絶句した。あのアホが一位…?
これはテスト結果では無く、アホランキングなのでは…と思ってしまった。
「や、ミッキー!」
…ゲ、妖精。
「アンタ凄いやん。一位なんて。」
「そうかい?…でも、僕はあんまり興味無いな!」
自分の成績興味無いってどんなんやねん。あ、頭良い奴の嫌味か。
「だって、僕が一位取ったって、桜井先生は何とも思っちゃいないんだから。」
あ…。
今、胸の奥がズキン、と痛んだ。
少し切なげな顔をしていた妖精は、ニコッと笑い、こちらを見た。
「中の上って所か…」
記憶に無いわりには、まあまあな結果だった事に安心した。
「………え?」
ふと、一位を見た時、私は目を疑った。
“一位 岩松光太”
絶句した。あのアホが一位…?
これはテスト結果では無く、アホランキングなのでは…と思ってしまった。
「や、ミッキー!」
…ゲ、妖精。
「アンタ凄いやん。一位なんて。」
「そうかい?…でも、僕はあんまり興味無いな!」
自分の成績興味無いってどんなんやねん。あ、頭良い奴の嫌味か。
「だって、僕が一位取ったって、桜井先生は何とも思っちゃいないんだから。」
あ…。
今、胸の奥がズキン、と痛んだ。
少し切なげな顔をしていた妖精は、ニコッと笑い、こちらを見た。