彼女に捧げる新世界
以外に彼女は冷静だった。庇った時には死を覚悟したらしい。
話終えた後、
彼女は俺が作ったシステムをすぐに理解し、応用を始めた。
このシステムこそ、未来のエルファリアの根幹。
彼女は自分なりに世界や知識を広げ、ネットワーク世界を庭のようにしていった…………。
彼女の成長は予想以上に早く、俺が真に政権をとる頃にはマザーシステムになるまでになっていた…………。
エルファリアはリアで、彼女はそんな姿になっても嘆くこともなく協力し、俺がしようとしたことをサポートしてくれて…………。
俺の秘密を今も隠してくれている。
政権と、秘密を守る密約者で………。
俺の罪まで背負い、虚構の世界から現実を守る。
血塗られた道でも、歩みを止める事は出来ない。