彼女に捧げる新世界





冗談じゃない!


なんなんだアレ?




関わるなんてあり得ない………。







俺が彼女に抱いた第一印象は頭のおかしい女。

それだけで、関わるのも勘弁してもらいたい存在だった。






今思えば………、あり得ないけど不思議で、自分にないものをもった彼女に敵意が出ただけだったのかもしれない。




運命って言葉があのときはわからなかったけど、今なら少しくらいわかる気がする。



彼女との出会いが今の俺を作りだし、自分の秘密も知った………。


疑問に思わなかった事が疑問になり、真実が見えなかった時もあったけれど。



見えない糸で全てが繋がっていた………。



あの夏、



俺の世界が変り


そして、彼女の一生も変わった。





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