女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「……ヨシさん?」
「……俺は壊すだけの神だ…。俺には何も創造することは出来ない…。でも…俺は
亜希緒ちゃんを…愛してる」
「!?…ヨシ…さん??」
「……やっぱり…レーアに奪われるのは…嫌だからな~。アイドルがライバルなんて
俺には…勝ち目がねえ~」
闇に浮かぶ半月だけが俺たちを見ていた。
俺は亜希緒ちゃんの細い肩を抱き、唇を近づけた。
俺の世界に…小さな光が宿った。
暖かで…安らげる…場所を俺は見つけられた気がした。