女神さまにおねがい!!~カミコイ2~

 
  「たくっ~来い!」


  俺は亜希良の腕を掴む。


 
  こいつのペースに合わせていたら陽が暮れちまう。


 
  俺は力を使い、旧校舎の理科室にテレポート。


  
  締め切ったカーテン…薬品の匂いと埃臭い部屋。


  俺は口元を押さえながら、カーテンを開けて、部屋に光を取り込み…窓を開
け、換気する。



  「この人…大変!!」


  「んっ!!?」


  亜希良は血相変えて、俺の上着の袖を引っ張る。



  「あの人…」
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