女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
そして捨てられた…。
「この世界…人が支配してるからおかしいんだよ~。お前たちだってたくさん…
言いたいことあるだろ?」
俺はエリスを抱き上げた。
エリスの暖かくて柔らかい毛並みを俺は撫でる。
「エリス…」
「にゃ~にゃ~」
「でも人が居なければ…俺たちは神と呼ばれない…。お前たちだって安心して暮らせ
る世界欲しいよな…」
「にゃ~」
「!!?」
俺の目の前に黒い影が現れた。
おとなしく俺に触られていたエリスが急に毛並みを逆立て威嚇。
「エリス!!?」
【…きさまの力がよこせ…】
黒い影から人の手が伸びて来た。
「!!!!?」