女神さまにおねがい!!~カミコイ2~

  私たちは図書館に向かった。



 「……今日も来てないな~。キングさまは…」



 「うん…まあ~」


 ナルは大きな欠伸をした。


 「……ヴィーナスさまは知っているの?キングさまのすべて」


 「何も…知らない…」


 自分のことすら分からないのに…まして他人のことまで…。



 ヤッキーのことだってすべて知らなかった。


 「ヴィーナスさまの16年間の記憶がないのは…俺たち同じ…神獣が守護神と
して体の中に居たからだ」



 「!!!?」
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