女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「……」
ナルは真芝先輩と視線を合わせる。
でもほんの一瞬で…そのまま一言も交わさず…すれ違った。
「待て」
「!?」
ナルは気が変わったのか…真芝先輩を呼び止めた。
「俺に何か?」
「…お前の母親…「スタイル」と言う雑誌のモデルらしいな~」
「そうですけど…」
「それだけだ…」
ナル…それだけ聞いて…先に歩き始めた。
「待って下さい!」
遅れて私も歩き出す。