女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
♪救いの神
「そんな怯えた目で見ないでよ~。姫さま…優しくしてあげるから~」
澄んだ瞳で優しく見つめ、流暢な声で私に近づく。
いつもの恭を装って、警戒心を失くそうとしているが…私はナルの背中に隠れた。
「淫霊に憑かれたようですね~」
「俺は神だ…そんな…下等な連中に…取り憑かれたりしないさ~」
「……」
ナルは私の腕を掴む。
「逃がすか!!!」
恭は私たちを大きな水の玉の中に閉じ込めた。