女神さまにおねがい!!~カミコイ2~

 気を失った…ナルをヤッキーが保健室に運ぶ。



 「お怪我はありませんか?ヴィーナスさま」


 「はい…」


 透牙はナルよりも…私のことを心配していた。



 ナルが目尻の辺りが動かし、少し呻きながら…ゆっくりと目を開けた。



 「体は起こすな…ナル」



 「ヤンキー?」


 「俺はヤッキーだ!」


 合言葉のごとく息をピッタリと合わせるナルとヤッキー…。



 「……お前が助けてくれたのか?…嫌だけど…礼は言わないとな~」


 「嫌は余計だ…たくっ~」



 ヤッキーは不満そうに頬を膨らす。


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