女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「……」
清香さんがその場にしゃがみ込み…体を震わせていた。
「恭と言う名に心当たりあるよな~」
「え…??」
清香さんは茫然と俺を見つめ返す。
「あんたが生んだ不義の子だ…」
清香さんは少しだけ…落ち着き…無言で頷いた。
「……あんた…自分の罪を…小さな恭に押し付けて…虐待してたよな。まるで
ペットの猫のように…首輪をつけて…。さっきのは恭のもう一人の姿だ…。殺さ
れても当然のことをしてんだ…。でも…恭は殺さなかった…。まだ…あんたを母
として慕っているからだ」
「……」
「……恭は優しい…。さすが神だ…。あんたとは違う…」
俺はそう吐き捨てて…カイザーとともに姿を消した。