女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
私たちはマリアの中へと入った。
白い壁に囲まれた長い通路を私たち4人は突き進んでゆく。
どこまでも続く白い壁が距離感を狂わす。
「ここだ」
恭は立ち止った。壁かと思えば開閉口を見えた。
恭は開閉口の脇にあるボタンを操作。扉は開く。
「ここがマリアの心臓部のメインコンピュータールーム…」
ガラス越しに見えるのは天上界の神木…吸精樹!?
「そしてあれが…動力源となる…吸精樹…」
幹は太いが…枝はまるで…生き物の足に見えて葉っぱなどまったく生えてない。
天上界にあった吸精樹とは異なる。
「ずいぶん…感じが違うけど…」
「……遺伝子組み換えをして…軟体動物と掛け合わせと耶麻斗から聞いた」
何も知らない私に透牙が教えてくれた。