女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
シャトルの場所まで逃げて来たのはいいけど…初めて身につける装甲服はツラい。
全身が鉛のように重く…ここまで逃げるだけで、私の体力は限界。
吸精樹はもはや本来の姿を失い…大きな蛸のような怪物となっていた。
巨体と裏腹に猛スピードで私たちを追い詰める。
シグマも背中で息をし、言葉も出ない様子。
通路にへとに逃げ込む私たち。
「「!!!?」」
吸精樹の足の空洞からガラスをもドロドロに溶かした白濁の液体が飛んで来た。
液体を交わして、私たちは通路から漆黒の闇にへと落とされる。