女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「……」
俺は目を開けた。
俺は固い鱗の上で仰向けに倒れていた。
【キングさま、ヴィーナスさま、カイザーさま、ファラオさま皆…倒れた…
お前しか居ねえ~】
俺はドラゴンの背に居た。
体を起こして、上を見る。
吸精樹はまだ…生きていた……。
そして俺たちに無数の足を伸ばして来る。
「……」
ドラゴンの全身は傷だらけ…。
「ナル…お前にしては頑張っているな~」
【ふん…俺もやる時はやる…】