女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「そんなのはダメ!!」
会議室に亜希良が飛び込んできた。
「パワークリスタルを打ち込むエネルギーあるなら、マリアを移動させればいいでしょ?」
こいつにしてはまともなコトを言っている。
俺も他の4人も驚嘆していた。
「ダメ?ヒロ」
「え、あ…ヨシ…どう思う?」
「俺に振るな…ヤッキー…」
「俺は・・・」
「どうしても…ヴィーナス様は支配を望まれないってコトですか?」
耶麻斗の声はいつもながら抑揚のない声に聞こえるけど、ヴィーナスを責めていた。
「はい」
「ヤッキーの入れ知恵だな・・・」
ヒロが俺をギロリと睨みつける。
「俺は別に…。亜希良も女神だし…何も知らないのは可哀想だと思って」