女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
気づくとアキラ君は姿を消していた。



「アキラ君は?」


「耶麻斗のトコ…」


「こんな夜中に?」


「もう…俺の誕生日終わったけど…プレゼントくれる?」



「私何も…用意してないけど…」



「お前でいい…」


「私?」


ヤッキーのチョコ色の瞳は溶けるように甘い光が宿してゆく。


頬に手を掛けて、私の唇にキス。


「甘い…亜希良の唇…生クリームの味がする…」


そうくぐもった声で言って、またキスするヤッキー。


伏し目がちの瞳に長い睫毛が影を落とす。


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