女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「これは私にとって朝食なの…」



朝から甘い匂いが鼻をつく。


でも、目の前の亜希良の嬉しそうな顔を見ている自然と俺の顔を綻ぶ。




「幸せそうだな~」


「うん。ハッピー超ハッピー!!」


「お前…クラスメイトたちにバカにされてないか?」


「毎日、笑われてる…でも、笑いは幸せの証だから気にしてない」


その笑いはバカにした笑いだけど。
亜希良はそうは感じていない。



亜希良は常に物事をいい風にしか捉えない。
負の感情を全く感じもない。


身体は大人なのに、無邪気な幼い子供の思考しか持ち合わせてない。


オトナになって欲しいと願うけど…


今のお前の方がお前らしくていい。







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