女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「・・・」


ナルはヒロからメモを乱暴に受け取った。



「くそっ」



「あのう~ナル」



ナルの顔は眉間に深い皺を作り、超不機嫌。



「行くぞ!ヴィーナス様」



「えっ!?どこに??」


「キマってるだろ?俺たちの住む部屋だ…」


「ええ~っ!?」



「ヴィーナス様に選ばれるなんて…光栄だな」



半分、何だか投げ遣りな感じ。

顔は怖いし・・・



ナルは強引に私の肩を抱いて、大広間から出ていこうとする。


< 302 / 319 >

この作品をシェア

pagetop