女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「何だ?」



私の上に乗り掛かるナルはいつもと全然違う。


私の知っている教育実習生で教壇に立って授業を教える姿でも、アイドルとして唄う姿でもない。



男としての欲望をたぎらせた顔。



冗談も何も言えない。



「ヴィーナス様のスキな相手はヤッキーだろ?」



「そうです・・・」


ナルは軽く鼻で笑って、身体を起こした。



「寝心地は良さそうだが…俺はリビングのソファーで寝る」


「どうして?」
私も身体を起こした。


「俺にヤられたいのか?」


「ううん」
私は顔を横に振った。

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