女神さまにおねがい!!~カミコイ2~
「失礼ですけど…そんな風には見えません」
「そうか…」
「来い」
「えっ?」
ヨシさんは私の手を掴む。
「目を瞑れ」
私はヨシさんの言われるままに瞳を閉じた。一瞬だけ…体が浮いたような感覚に
襲われるが、瞳を開けると私たちは玄関前に立っていた。
「濡れたままだと…風邪引くだろ?着替えて来るといい…」
ヨシさんは力で私をテレポート(瞬間移動)させてくれた。
亜希良からヨシさんには不思議な力があることは知っていた。
さほど驚くことはなかった。