密☆恋
私と森田先生は静かな廊下を一言も喋らず校長室へ向かって歩いていた。


ちょっと気まずいなぁ…
なにか喋らなきゃ…

「あ、あのっ森田先生…」

「紗希でいいよ」

「えっじゃあ紗希さんで…」

「うんっ」

紗希さんやっぱ可愛いな…
あんな可愛い笑顔向けられたら男の子はみんないちころだね…
私には…あんな可愛い笑顔できないな


「着いたよ。校長室」

「えっあ、ありがとうございます」

いつの間に
着いてたんだろ…
ま、いっか…そんなこと

「じゃあ私は戻るね」

「ありがとうございました」


私は紗希さんにお礼をいい、紗希さんの姿が見えなくなってから校長室のドアへと向かった



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