密☆恋
あれから私は、みんなに慰められながらやっと教室についた。
「ほらみんなー、さっさと教室入ってー」
なんて、言ってるけどほんとは私が一番教室に入るのが遅い。
入るのが"遅い"んじゃなくて
入るのが"怖い"んだ。
この教室に入ったら私はもぅ後戻りができない気がする。
今なら校長に頼んで教師にならなくて済むかもしれない。
今なら生徒としてこの学校に通えるかもしれない。
そんな考えが私の頭のなかで、グルグルと回ってる。