密☆恋
「どうぞー。ここは2階のちょうど真ん中の部屋だよ」
「失礼しまーす」
お、さっきと違ってキレイだ。
「ここは去年まで生徒が住んでたからキレイなの」
「そーなんですか??」
じゃあ今はもう、卒業したのかな。
ガラッ
「ぅおーっ!!」
ベランダにでた瞬間飛び込んできたのは、青々とした葉っぱだった
「どうしたの??ひかりちゃん」
「木、木です!!木がどーんて!!」
「ははっ2階だからちょうど葉っぱの部分がくるんだよ」
「そうですかぁ…」
これじゃあベランダからの景色が台なしだよっ
葉っぱしか見えないし
「紗希さーん。他の部屋お願いしまーす」
「ここもダメー??まぁ次最後だよ」
「はーい。ありがとうございます」