背番号1のエース



「えー!いーじゃんっ」

「…無理。折れるって。」

「大丈夫だから~」


そんなヤワじゃありませんから!

つか!折れるほどやんなきゃいーじゃん!



「ほんと…無理。」


よーく見るとなんだか泣きそうになってるし。


もぉーう!意味わからんちん!



エースだろ、稔!

しゃきっとせんかいっ



★☆



「…って訳なんですよ」


分かったか、おぬしら!

稔のシャイボーイ加減っっ



コソバユイだろ?コソバユイだろう?



「やっぱしただのノロケじゃん」

「いいなぁ奈々ちゃん。しあわせそ~」



「そうそうそう!幸せすぎて困っちゃって~」


机の上にはティーカップ



椎乃センパイはブラックコーヒー

沙耶はロイヤルミルクティー



あらあら

いつの間にやらティータイムですか。



ほんならあたしは粗茶でも…



…って!


「だからちがぁーうっ!」




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