可愛くてごめんなさい。
自分の気持ちを分かってくれないバカ弟はほっといて………






「なんとかしなくちゃ。
私の学園アイドルの夢が遠ざかっちゃうわ。」






私は『部長の口止め作戦』を決行する事にした。





(入学してから、
告白が絶えない伊織が今まで誰とも付き合わなかった意味が今ここにあるわ!)





「よし!
敵は身近においた方がいいし、
シャクだけど、
伊織から告白したらいくらお堅い部長でもオチるわ。
アイツをオトして私にメロメロにさせて弱みを握ってやる!」





明日から
黒沢先輩に自分の可愛いさをアピールすると心に決めた伊織だった。
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