先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~



もうおしまいだ…。

絶対あとで質問攻めになる事を予想できる。


「じゃあ皆さん西城君と仲良くお願いしますね。あと西城君。西城君の席は櫻井の隣だ。」


そう言って先生は教室から出ていった。

次の授業までの空き時間…どうしようか…。

というか席も一つ空けて隣になっちゃったし…。


『…どうしよう……』


智也はもう席に着いている。


トントン…


智也の机を軽く叩く。


『ねぇ…智也…?』


小声で聞く。


「あ?」


『何で言っちゃったの?』


「良いだろ…面白いし!」


『面白いって…』


私のこれからの苦労をしらないで…。

もう…どうすればいいんだろう…。









< 45 / 99 >

この作品をシェア

pagetop