先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~



それからは授業を受けている場合ではなかった…。


『はぁ…。』


時間は刻々と迫って来ていてもうすぐ休み時間。

あと3分位でチャイムがなりそう…。


『………』


ふと窓の外を眺めながら思う。


先生に“お腹が痛いです…”などと言って抜け出せるのではないかと…。

だけど私のクラスの人達の事だから保健室にまで押し掛けて来る可能性もあるから。


『はぁ…しょうがないか……。』


いずれ知られる事になっていただろうし…。


…キーンコーンカーンコーン…♪

その時丁度チャイムが鳴り響いた。


『あぁ…とうとうこの時が…。』


そして先生が号令をした後…


「「美空ちゃーん!!」」


ほとんどの女の子達が私の席に近づく。











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