先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~
『あの……』
静かに智也に聞く。
「どうした?」
後ろを振り向き言う。
『実は……「トイレ行きたいんでしょ?」
私が言おうとしてた事を椎榎が言う。
『へっ!?』
あまりにビックリして間抜けな声が漏れる。
『な…なんでわかったの?』
「だって何年美空と親友やってると思ってんの!そんなの朝飯前だよ!」
笑いながら話す椎榎。
『そ、そっか!』
もはや苦笑いの状態な私。
家はもうすぐだけど…どうしてもトイレに行きたい……。
恥ずかしいけど……漏れてしまいそうで…。
「じゃ行ってくれば?」
『あっうん。』
急いで走って近くのトイレに向かう。