先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~
『ていうか何で…私のメアド…知ってるんだろ…』
そう思ったら寒気がした。
『…やだやだ…きっと迷惑メールだね…』
そう言って携帯を閉じた。
「ふぅ…気持ち良かったー」
お風呂から上がって来た智也。
「ってかさっきからゴチャゴチャ独り言?」
“寂しいやつー!”そう言いながら鼻で笑っている。
『独り言だけど…別に寂しくないもん!!』
「超ウケるわー!」
もう!バカにしちゃって!!
『はいはい!そうですね!』
「おい…そんな怒んなよ。」
私が少し冷たくしたら急に謝りだす。
『別に怒ってない!じゃお風呂入って来るからっ。』
投げやりに言って向かう。
でもこの時はまだ全然分かっていなかった。
この“メール”が…あんな事を起こすなんて……。