先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~
『……失礼…します…』
誰も掃除をしてないのか中は汚れていた。
「やっと来たー!」
明るい声に前を向く。
するとどこかで見た事があるような……
『あっ!不良っぽい人達と歩いてた人?』
「ピンポーン!!大正解!覚えててくれたんだ!」
とっても喜んでいる前の男の子。
そりゃ覚えているだろう…
この人は私とすれ違い様に“バイバイ、美空ちゃん”と言った人だったから…。
まぁインパクト大だった…。
『…あのー……』
おそるおそる呼ぶ。
「ん?」
キラキラとした瞳でこちらを振り向く。
『どうしてここに私を……?』
一番気になっている事を聞いてみた。