逆転フィーバー
「よっ!!」
宮野ハルがいた。
「どうしているの?」
「そんな怖い顔しないで!
暗くなって来たし送るよ」
この人こんなに紳士的な所あったんだ。
いや、ただからかってるだけかも…
「いい。一人で帰れるから」
宮野ハルの横を通り過ぎると
宮野ハルも歩き始めた。
「待ってよ~。
今日、美香子ちゃんに
断られて暇なんだよねー!
だから俺の話でも聞いてよ」
「ついて来ないで」
最悪だ。
よりによってこんな
周りよりかなり目立つ人に
絡まれてるなんて…