逆転フィーバー
「アナタ一人よね?」
アナタの質問にコクンと頷く。
「学校に来れば給食あるのに…」
「…僕はイジメられたくな、い」
少し声が震えているようだった。
「アタシの家に来て。
食事をさせるし最低限の
生活の仕方は教える」
洗濯物だって洗ってるように見えないし
空の器や皿も洗っていない
小学生の男の子一人
こんなものかもしれないけど
お母さんへの負担も減らしてあげたい
きっと子供の側にいたいはずなのに
女一人で子供も育てる為には
そんな理由は通用しないんだ…