i 〜アイ〜
「んじゃ!バイバイ!」

レミは屋上から逃げるようにしてトイレに向かい個室に隠れた。



「うわーマジ恥〜」

恥ずかしくなり便器のフタの上に座り、顔を手で隠した。


「……まてよ。」


匂いと手のキズ…



―9年前―

パチパチ…

『くそ〜またレミの勝ちかよ』

「残念でした!はい3枚ちょうだい!」

「今思ったけど長谷川ってさー何で永原の事呼び捨てなの?」

『……』

「何で黙ってんだよ」

『それは……』


パリン!!


きゃー

「拓!!」
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