大切なもの -思春期-
「さっ!行こ♪」
私は着替えて 賢明に言った。
「おー」
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そうして私たちはいつも通りこの団地の中の道を歩いている
「そういやーさ、美羽は彼氏とか つくん ねーの?」
「だって、いい人いないしー」
私は興味がない振りをして答える
「美羽はさ、かわいいんだから はやく彼 氏つくれよなー」
「よけいなお世話ですー」
私は 賢明に舌を出してみせる
トクン トクン
私の胸の鼓動はまだなりやまない。
私はやりきれない気分になった