聖夜の夜に……
「クリル、またこんな所にいたのか」

向こうからぼくの友達キュアが、ぱたぱたと小さな羽を動かし
ゆっくりとぼくの座る雲へ降り立った。

「キュア今日の仕事はもう終わったの?」

ぼくは小さな雲だったので、座る位置を少しずらしキュアの場所を作りながら聞いた。

「うん。今日は1人だけだったからね」
キュアはにっこりと微笑み
「クリルは?」
と聞いてきた。
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