聖夜の夜に……
僕たちの仕事というのは、寿命が来た人間たちの魂を
天空へと案内する事だ。

毎日振り分けられた地区の中で寿命が来た人がいると、上天使様からリストが渡される。

その人たちを迎えに行くのだ。
ぼくの地区には大きな病院があるので、ちょっと他の天使たちよりも仕事が多めだ。


今日のように子どもを迎えに行かなければならない事も珍しくはない。

こうして毎日のように人間の死を見ていると感覚も麻痺する。

キュアへああは言ったものの、ぼくはそれほど気にはしていなかった。
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