聖夜の夜に……
「さてと……
そろそろ行くかな」
ぼくは柔らかなフワフワの雲から立ち上がり、金色のラッパを手に持った。

「おぅ、いってらっしゃい」
キュアはニコリと笑いそう言った。

日はいつの間にか傾きはじめ、空は茜色に染まっている。

雲から飛び降り
ぼくは人間界へと下りていく。

みどり総合病院の小児科。
えんどうみゆきちゃんのいる病室へ。
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