聖夜の夜に……
「この子か……」
そっと上から覗き込む。

すると
すやすやと眠っていたみゆきちゃんは、途端に顔をしかめ苦しみだした。

ぼくにそんな力はない。
ただの偶然だったけれど、これじゃあまるで死神だ……

ぼくはなんだか悲しくなった。

でもこれは決められた運命だし、これがぼくの仕事。

助ける訳にはいかないのだ。
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