揚羽蝶


私の家の前に着いた


「じゃあ…」


ゆうさくが手をふる


でもー…


私はなぜか


彼の手を握った


不思議な顔をした


「ごめん、」


手を離そうとすると


彼は私と降りて


「…すいません、行ってください」


タクシーの運転手は


お辞儀をすると


車を走らせた


.
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