もう一度、名前を呼んで。【完結】




パタパタと歩くあたしにはたくさんの視線が突き刺さる。



……あたし、穴空いちゃうんじゃないかな。


本気でそう考えるくらい。



「おい、金髪ねーちゃん。」



不意に、後ろからそんか声がかけられた。



くるっと振り返ると、スキンヘッドのいかつい顔したゴツい男。


暑苦しそう。



あたしはそう思いながらその男を見た。




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