もう一度、名前を呼んで。【完結】




くるっ


あたしは再び男を見る。




ズサッ……



男はあたしを見て後ずさる。


そんな男に近づくあたし。





「……ひっ……!!!」




短く、男の悲鳴が響く。


さっきは傍観していたほかの男たち。




今はもう誰もいない。






「ねぇ…もう一回……言ってみ?」








あたしはどんな表情を浮かべているんだろう。






自分がコントロールできない。






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