もう一度、名前を呼んで。【完結】




「顔、あげろ?」



悠唏は俯いたままのあたしにそう呼び掛けた。



だけど……




あたしは涙が止まらなくて。







心が引き裂かれるようで。






怖くて、切なくて、





自分が嫌で嫌でしょうがなくて




泣いた。













< 140 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop