もう一度、名前を呼んで。【完結】




「ったく、舜のヤツ……


藍那、こっち来て座れよ。」



理流の優しい声がして、あたしがそっちへ歩きだしたとき……



ビクッ…




あたしの肩が大きく震えた。




…怖い。

これは…散々浴びた非難の視線……。




視線を感じるほうに目を向けると。


やっぱり舜があたしを睨んでた。




馴染んできたあたしを非難してる。




消えればいいと言ったのは、






あたしに対して……









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