もう一度、名前を呼んで。【完結】




「悠唏が…止まった……」



あたしたちの後ろで、4人が悶絶。



「藍那っ…ごめん……」


「何にあやまってるの…。」



泣きそうな悠唏の声。


顔は見えないけど、声は震えていた。




「守るって…言ったし……っ…」


「今、守ってもらってる。」


「…でもっ……………





藍那っ!?」




悠唏が力一杯抱きしめてくれてたから気づかなかった。


…体に力が入んない。



悠唏がちょっと力を緩めた瞬間、あたしは膝から崩れ落ちた。



そして、意識を失った。





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